「…ゴメンネ、まりあちゃん」 「何が…、ですか?」 「俺…が………」 「まどろっこしいなぁー。なに…、フッガッ……」 左隣であまりにもウルサイ蒼ちゃんに黙ってもらおうと、口を塞いだ。 まだまだロベルト様には程遠いぞ、蒼ちゃん--- 思わず呟きたくなるその一言をグッと飲み込んで、敦さんの言葉を待つ。