「監督の話しって何だろ?…やっぱり映画の事かな」 「…違うみたい」 「違う?」 先に我に返った蒼ちゃんがそんな疑問を私にぶつけてきたけれど、それより早く着替えてきてと二人を促し見送った。 私から少し離れたところでは、今だ話している麗華さんと裕也さん。 私の中でとてもつない嫉妬心が湧き上がってくる。