「敦さん?」 「…なんかまりあちゃんに会うの、久しぶりな感じがして凄く嬉しい」 「そう言えば…、メール全然くれなかったから心配してたんですよ?」 私の言葉にどこか悲しそうな表情を見せる敦さんは、調子が悪かったからだと言う。 いつもの明るさが感じられないから本当に調子が悪かったんだと分かり、私の頬に手を置く敦さんの手をソッと包んだ。 「早く元気になるといいですね」 「…ありがと」