監督の言葉に首を縦に頷きながらも、大丈夫か?の真意を考える。 …監督はなにか知っているの? 「…まりあが色々と疑問に思っていることは分かっている。………今日の撮影が終わったら、第二倉庫まで上條君と松平君を連れて一緒に来てくれないか?その時に話しをしよう」 「話し?」 「そう…、君の知りたい話しをそこで話す」 そう言ってフッと笑顔を向けた監督はそのまま、麗華さんが消えた方へ歩いて行ってしまった。