この人の言葉と敦さんの言葉で、すぐに繋がったもの…。 それはこの人が前世、隣国の姫君でありルイスの婚約者だったと言う事だ。 「…エ…レーヌ…様……」 顎の痛みに耐えながらその人の名を告げたその時、不敵に笑う麗華さんがそこにいた。 「…やっと分かったの?相変わらずトロイ子ね」 「………」