「まりあさー…、もう小田切さんの事なんか忘れて俺にしとけよ」 「………」 「そいつにはもう、好きなヤツがいんだろ?」 私の膝の上に頭を乗せ呟く蒼ちゃんの言葉が、私の胸に突き刺さって痛い--- そんな事が出来るのなら、とっくにそうしている。 出来ないから苦しいのに…。 それなのにそんな勝手な事、蒼ちゃんが言わないで欲しい---