そんな願いも空しく二人の言い争いはなかなか止みそうにもなくて、取り合えずホテルのポットを使って三人分のお茶を入れボーっと二人の事を眺めていたりする。
「…あの、そろそろ寝たいんだけど」
「あ、ゴメンまりあちゃん…。撮影で疲れたよね?もし良かったら今日も一緒に寝てもいいかな?」
「はっ?!お前、なに言ってくれちゃってんの?一緒に寝るだぁ???そんな事したら、まりあが妊娠しちまうだろうがっ!」
「下品なヤツ…」
「なに呆れた顔してんだよっ!こっちが呆れて物も言えねー…。つーかお前、昨日まりあの部屋に泊まったってどう言う事だ?」



