少し生暖かい空気が流れ込んできたけれど海の潮風が心地よく、私の長い髪をサラサラと泳がせ少しくすぐったかった。 視線を少し遠くへ向けると、暗闇に溶け込んでいる海が見える。 私は…、 一体どこに向かっているのかな? ここ最近の色々な出来事を考えると、不安になっていく。 ただ、平凡に暮らしたいだけの私--- その私が裕也さんを思うあまり、映画のオーディションを受けたのが間違っていたのか?