今だ微動だにせず眠り続けているまりあちゃんを見ながら頭を悩ませていたが、悩んだところでしょうがねぇと考えるのは止める事にした。
「まりあちゃんってほんと、あのマリアと同じ顔だよな…」
綺麗な顔をしたまりあちゃんを見ながら、ハラリと落ちてきた前髪を上げて上げる。
するとほのかに香るシャンプーのにおいが、微かに香ってきて胸がドクンと鳴った。
好きな女が目の前で無防備な恰好で寝ている事に嬉しさを感じると共に、どうしても気持ちが高ぶってしまう。
ゴクリと唾を飲み込み…、
無意識の内にまりあちゃんの唇へと顔を近づけた。



