「少し思い出したよ」 「えっ……?」 そう言いながら私の手を握り締めてきた裕也さんに驚き見上げると、裕也さんのオデコがコツンと私の額にぶつかった。 「なにを…?」 「…不思議な話しだけどさっきの撮影で海の中でまりあに抱きかかえられていた時、夢を見たんだ。あれって多分…、前世の事じゃないかな?」 「前世?」 突然、摩訶不思議な事を口にする裕也さんに呆気に取られてしまった。 現実的でオカルトなんて、全く信じそうにないのに---