「だから物なんて…」 「そうさな…。例えばお前のその綺麗な美貌や、透き通る綺麗な声なんかが良いな」 「へっ?」 顔?声? ……いきなりそんな事を言われても、どうすればよいか分からない。 ルイスの傍に行きたいけれど、それと引き換えに顔や声と引き換えだなんて--- 戸惑う私にお婆さんが近づいてきて、頬をソロリと触れてきた。 ビクッ--- 私の身体が震える。