暗い洞窟の中を泳いでいくと、いつの間にか開けた場所まで辿り着いた。 「お婆さん、いますか?」 「……何用じゃ?」 シワ枯れた声が私を尋ねる。 …と、ここで人魚が人間になりたいと言ってもいいのだろうか? と、躊躇してしまった--- 「あの…、えっと---」 「なんじゃ?気にする事はない。言ってみなされ」 本当にいいの?