この人に、ルイスを任せちゃいけないような気がする。 そう思いながらも人前に自分の姿を出すわけにもいかず、息を潜めていると多くの人の声が聞こえてきた。 そこかしこからたくさんの騎士達がやってきて、ルイスを取り囲む。 「……王子様」 一人の騎士から放たれた言葉が、耳を掠める。 今…、 ルイスを王子様と言っていたのが聞えた。 …まさかルイスが、王子様? そんな事はな…い………、 と思ったところで思考が停止する。