「私には言えない事?」 フーッ…、 と一つ溜息をついたルイスがあまりにも辛そうな顔をしているから胸が痛んで、思わず自分の胸に手を置いた。 「…マリアが人魚だと言う事が、こんなにも辛いと感じる日が来るなんてな」 「えっ?」 まさかそんな事を言われると思ってもみなかった私は、そう呟くルイスに驚いてしまい目を見開く。 私が人魚だと言う事は、最初に出会った時から分かっていた事。 それなのに今更、そんな事を言うルイスに酷いとさえ思ってしまった。