~※~※~※~※~※~ 岩の上でいつものように歌を歌っていたその時、人の気配に気づいた。 視線をずらすとそこには、金の髪を風に靡かせながらこちらを見ている端正な顔立ちの男性が立っていた。 呆気に取られ思わず魅入っていると、その男性がこちらに向かって歩いてくる。 いけない…、 人間に私の姿を見られた--- はっとした私は急いで海に視線を向け体を海に沈めようとしたその時、『待って』と言う声に呼び止められそのまま体が固まってしまった。 「…なにもしないから、逃げないでほしい」 「………」