姉御肌のメイクスタッフの高橋さんがお昼に誘ってくれ、歩きにくい人魚の尻尾をズリズリ引きづらないよう持ち上げながら皆の所に向かって歩いていった。 「それにしてもホント、まりあちゃんの泳ぎ凄く素敵だったなぁー」 「本当ですか?」 「うんうん、凄く綺麗で見惚れちゃったよ…。まるで本物の人魚姫だった」 「そんなに褒められると、テレちゃいますっ」 「本当よ。絶対にこの映画、当たるから」 そう言って笑顔を向けてくる高橋さんに、ちょっとテレてしまった。