それより…、 今だになれないのは裕也さんからの、名前呼び--- 最初の頃は『まりあさん』だったはずなのに、いつのまにか『まりあ』と呼び捨てで呼ばれるようになった…。 名前を呼ばれるたび、くすぐったい。 私をジッと見つめる裕也さんのオキニスの瞳が、私を捉える。 そんな裕也さんの強い瞳に捕らわれ動けずにいると、裕也さんの手がソッと私の髪に触れてきた。 私と裕也さんだけの空間が出来たように、波の音が聞えなくなる--- 私を見つめる裕也さんのオキニスの瞳が、熱く揺れ動いた気がした。