「蒼ちゃんから?」




「うん。多分、校門付近でまりあが囲まれるから助けてやってくれってさ」




「………」




また…、




蒼ちゃんに助けられてしまった---




これからは自分一人で頑張ろうと思っていた矢先に。




蒼ちゃんには叶わないな…。




胸がふんわりと温かくなる。



その胸に、そっと手を当てた。