~※~※~※~※~※~ 「マリア、なにしてんの?」 「………っ」 海をボーっと眺めていると後ろから急に声をかけられた為、体がビクリと揺れてしまった。 「あぁ…、海を見てたのか」 砂浜に座っている私の横に座ってきたこの人は、王子様の弟君であるアラン第2王子様。 王子様と同じ金髪のアラン様の髪は海風になびかせながら太陽の光でより一層輝きを増し、眩しくて目を細めてしまった。