【完】まりあ ~人魚姫の涙~



「そうでしょうね…って、どういう意味なのかな?」




ゾクッ---




一瞬、寒気が体中を駆け巡った。




「まーりあちゃんっ」




「ひっ…」




瞬間、ポンと肩を叩かれたものだから思わず体が飛び跳ねる。




後ろを振り返ると、敦さんが私の後ろに立っていた。