パチパチパチ---




今だ会場全体から鳴り止まない拍手に、私はペコリと頭を下げた。




そしてただ一人…、



私は裕也さんのもとへと歩いて行く。




裕也さんの相手役が、本当に私なの?




不安で体が震えた。



どうしよう…、



私が裕也さんの相手役だなんて、出来るわけがない。