醜い嫉妬の渦が、私の中を埋め尽くしていくのが分かる。 ただの1ファンが嫉妬なんて…、 とは思うけど--- でも…、 気持ちが抑えられない。 裕也さん…、 苦しいよ--- 「…まーりあちゃんっ」 肩をポンと叩かれ、驚きながら振り向くとそこには…、 微笑む敦さんがいた--- 「………はい?」 そんな敦さんに今は笑顔を向ける気力もなく、力なく返事をしてしまう。