「こ、ここが圭史くんのお家?」

すごく大きくてきれいで、
この辺には不似合いな家がぽつん、とたっていた。

「さ、入って」

入るように促された。

「あれ?家族誰かいるの?」

人の気配を感じたあたしは圭史くんに聞いてみた。

「あぁ、弟がいるんだ」

「へぇ!圭史くんの弟かぁ!あたしあってみたいな!」

そう言うと、

「あっ、あいつ受験生だし。会わないほうがいいよ!俺の部屋に行こう!!」

慌てるようにして圭史くんは言った。


受験生かぁ、なら勇ちゃんと同い年だよね。


しばらく勇ちゃんと会ってないなぁ…。

そう考えているとあたしはこの前の夜のことを思い出した。


っ!!///