朝の目覚めは良いはずもなく
朝練にも遅刻するところだった。

O型の私は顔に気持ちが出やすいらしく
何人かの友達か話しかけてくれた。

「かなで、どした?」
「なんか顔が暗いぞー。」

みんなどうしてこの部活の人たちは
私の気持ちまで見通してしまうのだろう。



「ちょっとね…
 でも大丈夫だよ。ありがとね。」

「なんかあったら聞くからねー?」



優しい。
ここにいるとホッとする。


今の私にはここが一番安心できる場所かもしれない。