「じゃあまた明日ね!」

「うん、ばいばい」


優子と別れた後、
家に向かおうとしたが・・・


「金山ーーー!」

と誰かに叫ばれた。

声の正体は金沢くんだ。

「え?どうしたの?」



金沢くんは小走りで走ってきて
息が荒い。


「あ、あの、あのさあ。」

「落ち着いてからでいいよ。」

金沢くんは笑った。

「相変わらず優しいね。」


その後に、言った。

「俺、ずっと前から好きでした。
 金山と付き合いたいです。」


え。え?


「何言ってんの?」

どうしよ。




「ちょ、ちょっと考えさせてもらってもいいかな?」


「うん。メールでもいいから
 返事待ってるね。」






「じゃ。」

少し顔が熱いのが自分でもわかった。