あの日、辛くて気付けば外へ飛び出してた



外は暗くて余計孤独な気持ちになった

雨が降ってたけど傘も持たずにただただ歩いた


私のお腹には新しい小さな命が宿っていた



この頃の私、自分勝手でまだ子供だったって今では思う…





少し家から離れてきた時

「遊」が車で追いかけてきて私を見つけ車から降りてきて私の腕を掴み言った


「雨降ってるし帰ろう?」

私は感情が溢れて泣きじゃくりながら

「離して」

何回も何回も叫んだ

遊はそんな私を抱きしめて

「帰ろう?」

私は車に乗り泣きながら家に帰った