Blood Tear



 「ククッ……フハハハハッ……!アーハッハッハッ!」


古びた教会の中、響く高笑いはライアのもの。



コウガに顔を近づけていた彼は突然腹を抱え笑い出す。




 「無理だよねぇ?無理に決まってる。君がこの身体を傷つける事なんてそんな事、できる訳が――」


ニヤつく彼は突き飛ばされ、長椅子にその身をぶつけ倒れ込む。



彼に手を出したのはコウガ。



怒りを露わにする彼は力強く握り締めた剣を振り上げる。




 「…痛いよコウガ……何するの……?」


 「っ……!」


身を起こしたライアの発した声はアリアのもの。


向けられた潤んだ瞳にコウガは目を見開き動きを止める。