障がい者手帳の他に、療育手帳というものもあるんだよ。


これは知的障害の人の為の手帳なの。


療育手帳は児童相談所の方からの連絡で、早くに交付を受けることができたんだよね。


知能の高さにより、判定が決まる。
私は最初のときの判定はA判定という、知能は0歳児ですよというような判定を受けたわ。


療育手帳は何年かおきに、再判定をしてもらわなくてはいけないの。


私は16歳でもA判定、0歳児の知能しかないと判定されているわ。


判定ってなぁに?って思うよね?判定員の人が「あれはできますか」とか「これはできますか?」とか、母親に聞くわけ。


「できません」というものが多いほど重いってことになるのよね。
私の場合、全部が「できません」なのよ。


「できません」そう答える母は辛そうな顔をしていたわ。