母はもちろん、その訓練法のことを書いた本を読んだりして、どんな訓練法なのかはあらかじめ調べてはいたの。
アメリカの博士が書いた本はもちろんだけどね、一番母がこの訓練法をやろうと決心するきっかけとなった本がある。
それはやはりアメリカの寝たきりの脳性麻痺の子供を持つ母親が書いた手記だったのよ。
私と同じ重度の脳性麻痺がこの訓練で、普通に歩けて、健常者と何も変わらないくらいまで治ったという内容だったみたい。
本人が訓練を受けている写真や、麻痺もなく普通に歩いている写真もあったわ。
ーかりんもこんな風に治してあげたい!どんなことをしてでも!ー
難しい訓練というのは初めからわかっていた。
それでも両親は動かずにはいられなかったんだと思う。
私のため。
みんなのため……。


