車椅子から見える愛



施設との話し合いは難しい。
何故か。


私にはトラウマがある。


前の方を読んだ方は覚えているかもしれない。
あの、とろろ苑のことだ。


とろろのことなどで施設に要望をした時に、苑長が怒りかりんをデイサービスから追い出したのだ。


その時に言われた言葉が
「この子をみてくれる施設なんかどこにもないですよ。探してみればいいですよ、お母さん」


コイツは人間じゃない。
そしてかりんを人間とも思っていない。


施設が怖い。


かりんは確かに目が離せないので、施設だと事故が起こる可能性が高いのだ。


それを絶対に事故がなくみれますよ、などという施設なんかどこにもない。


そこを言われるとどうしようもない。
ペコペコするのも嫌だし、する必要もないと思っているが。


とにかく予防できることは全てしてもらわないと困るのである。


それはM田苑の人も考えてくれたようで、いまやっている囲いにするか、もしくはベッドにするかという話があった。


かりんはベッドだと危ないので、畳にしてもらっていたのだが、柵に取り付けるカバーをみつけたので、今回からそのカバーを他の入所者の方にも使用すると言っていた。


結局今のところは畳で様子をみて、それでも危ない場合はベッドにするということになった。