その先生は漢方薬を使う先生なのだ。2種類の漢方薬と自律神経失調症の薬と整腸剤を処方された。抗生剤を長く飲んでいたためか、ずっとお腹の調子も悪かったのだ。だいたい微熱しかなく肺炎を起こしてもいないのに抗生剤ばかり出す医者はどうかしている。


カウンセリングを受けたいとお願いした。こんな病気になったのはやはり凉太が亡くなったことが原因だと思ったからだ。


それに凉太が亡くなったことを、自分でも認めていないのがわかっていた。自分の感情がおかしいとずっと思っていたのだ。


カウンセリングは医師ではなくカウンセラーがするのだ。別の日にカウンセラーの面接を受け、カウンセリングが必要かどうか決まるとのことだった。


心療内科にかかれば誰でもカウンセリングを受けられるわけではないのだということも知った。