車椅子から見える愛


そんな思い出いっぱいのお祭りが来るのが苦しくてたまらない。


なのでお祭りの日は、かりんを連れて買い物へ行き、そのあとアパートで夜まで過ごした。


借りていたアパートは、避難場所として考えていたこともあり、冷蔵庫や洗濯機も置いてある。


四畳半の畳の部屋は、かりんが動くとかなり狭く大変だった。


でも、かりんのために当時出始めた液晶テレビの小さいのを置き、コタツの台やもし台風や地震で避難することになってもいいように、布団も二組押し入れに入れておいた。