凉太の葬儀をしているという意識もなく、とにかくやらなければならないことをやっているというだけのことで。
かりんのオムツや食事や水分などが気になり、面倒を見ながらの葬儀であった。
たくさんの人たちが来てくれたけれど、この中に子供を突然亡くした辛さや苦しみをわかる人などいないのだろうと思う。
変に感情は冷めている。
そして高ぶっている。
「たくさんの人が来たねー」
また、母の友達が言う。
「でも、あなたたちの葬式には誰も来ないよ」
この人は人間ではない。
火葬場にはかりんも連れて行った。
怖がるかもしれないが、置いて行くことはできない。


