当時の両親とおばあちゃんは、私が脳性麻痺ということを信じたくない気持ちが強かったんだよ。
それにお医者さんも、この子は絶対に脳性麻痺です!とは言わない。
赤ちゃんの時にそれを判断するのは難しい。
どんな風に成長するのかわからないからなのかな?
「身体のどこかに麻痺が残る可能性は否定できません。そこは覚悟しておいてください」
当時の病名が何になっていたのかもわからなかったんだよ。
お医者さんに尋ねればわかったのだろうけれど、とにかく両親もおばあちゃんも、私は奇跡的に治る、普通に成長すると、そう信じたい一心だったのだよね。
脳性麻痺だと嫌だとかそんなことは頭にはないのだと思うよ。
健康な子供でいて欲しい、そう思うのは当たり前のことだと思う。
最初はね……。


