車椅子から見える愛


それから、普通の病室に入院していたお母さんとも話すようになって、時々病室に私を連れて遊びに行っていたのよ。


そのお母さんの子供は寝たきりでね。
7歳でベッドの上でほとんど身動きできない。
名前はマコちゃん。


「かりんちゃんを見てると、マコの赤ちゃんの時のことを思い出すわ〜」


マコちゃんのお母さんは明るく話してたんだけどね。


「かりんちゃんもてんかんなんでしょ。マコもてんかんよ。言ってる意味わかる?てんかん起こすとマコみたいに麻痺して動けなくなるの」


母は、マコちゃんのお母さんが言ってる意味を理解するのに、時間がかかったみたいだったわ。


ーかりんがマコちゃんみたいに寝たきりになる?ー


まさかそんなはずはないと、信じられない気持ちしか母にはなかったのよ。


わざわざ教えてくれる理由はなんなのだろうね?


意地悪なのか親切なのか……。