同じ学校の同級生も何人か受験に来ていたわ。
同じ学校からの、重度の障がい者は私だけだったけど、後は知的障害の人だ。
同じクラスのさっちゃんとヨシオくんは、障がい者施設のデイサービスを利用することに決めたんだよ。
知的障害の竹野くんも面接を受けた。そのことを竹野くんのお母さんが話していたの。
「もう〜恥ずかしかったわ〜」
「どうしたの?」
他のお母さんが聞く。
「面接の先生から、将来は何になりたいですか?と聞かれてシェフになりますって言ったの。そしたらシェフになる為にはどうすればなれますか?ってまた聞かれてね」
「うんうん」
「修業しますって。そしたらまたどんな修業をしますかって聞かれたら、滝に打たれますって答えたのよ〜」
「あはははははは」
竹野くんサイコー。


