家に帰ってから母は涼太にそれとなく聞いてみたの。 「涼太、担任の先生なんか怖いことした?」 それ、それとなくと違うような気もするけどお母さん。 「うん。なんかホウキとか持って叩いたりする」 「涼太が叩かれたの?」 「違う。ゆうとくんとか、悪い子」 「そうなの。怖いね先生」 母は、あんまり聞くとまた暴れそうなので少しだけ聞いて終わりにしたの。