涼太が動きだした。 ズリズリズリズリ……。 うつ伏せのまま動いているの。 日に日にその動きは早くなってきて。 母が動くと涼太もズリズリズリズリ動く。 ゴロンゴロン。ゴンッ! 私だって動けるんだからね! 「もう〜2人とも少しはジッとしててよ〜」 母は忙しく私と涼太を追いかけるの。