んな口約束より確固たるモノを




「はーい、美珠。久しぶりね」


至極楽しそうに泡だらけの体にシャワーを当てながらこちらを振り返るサヤカさん。


そもそもどうして煌姫ちゃんの姉であるサヤカさんがここに?



「あれ?煌姫から聞いてない?あっしが美珠の下着、用意したのよ」


「あ、その節はありがとうございました」


「相変わらず硬いな、美珠は」


サヤカさんは聞いてもないのに恋愛話を繰り広げてくれた。


今度伊伏組の組員とお見合いするらしい。


えらいな、サヤカさんは。


将来のこととか、ちゃんと考えてて。