んな口約束より確固たるモノを


~龍矢side~



『んぅ……たつ、や』



寝たふりしたらキスされて、本当に寝入った美珠は俺の名を紡ぐ。



大事にしなきゃ、と。


美珠の家は厳しそうだから絶対ダメだと。




何度も言い聞かせるのに俺は抑えられないでいて。




隣で安心しきって寝る美珠の規則正しい寝息が俺を更に刺激して。




『んにゃ……』