「ちゃっかり恋してたんだな、お前ら」 「えぇ」 でも今は龍矢の彼女で良かったって思うの。 煌姫ちゃんみたいに女心に敏感ではないし、不器用なとこもあるけれど。 それでも今のあたしには龍矢しかいなくて。 「私は美珠ちゃんが汚されないように守らなきゃね」 「若、強敵ッスね」 「るせぇ」 不機嫌オーラマックスの龍矢はあたしと煌姫ちゃんを交互に見て、そして部屋を出て行った。 「ちょ、若------?!」 慌ててそれを最ちゃんと愛人さんが追いかけて。