『ふぁぁ……ん』 『何泣きそうになってんだ?』 『何もキスしなくても』 もともとあまり持ち合わせのない理性と戦いながらそう問えば、恥ずかしそうなチビの顔。 やべぇ、すげぇそそる。 『チビ、付き合ってるやついるのか?』 絶対タイミング疑われるが最終確認だ。 恋仲のやつがいないのなんて調査済みだ。 『ならよそ見すんなよ?』 話が読めないんてなさそうなチビを更に抱き寄せて。 『お前を高みに飛ばしてやる。だから俺の手を取れ、“美珠”』 今回だけは。 はやし立てる愛人と最を、赦してやるよ。