「ねぇ、“最ちゃん”って呼んでも良くって?」


「はぁ……もう何でも良いっすよ」


愛人さんも笑いながら“最ちゃん”と呼びかける。



天使さんの作ってくれたタルトを囲みながら、3人で笑い合って。


ねぇ、愛人さん、最ちゃん。


“あたしと知り合いになってくれてありがとう”



伝えなきゃだけど、今は悔しいから教えてあげない。



「お前ら俺を差し置いて楽しそうだな?」