「ごめんなさい。困らせるつもりはないッスから」


最さんはあたしを学校まで先導してくれた。


その間考えるのはそのことばかりで。



何で否定したの?


あたしは……誰を見てるの?



「若は……良い人ッスから」



あたしは最さんのその台詞に頷いて気付いたんだ。


あたしは……天使さんに本気なんだ……って。