帰りもいつもみたく壁ドンであたしを守ってくれる天使さん。


その体制が辛いこと解ってるよ。


あたしのためにごめん。



「チビ、楽しかったか、今日」


「えぇ」


「良かった」



本当に嬉しそうに笑うから。


ただ守られてるだけなんて耐えられなくなって。




「きゃう」


小さな悲鳴と共にその男らしい胸に、飛び込んだ。