「そっか、あんた処女だっけ」


「るさい////」



タバコに火をつけたアヤを横目にあたしはプルタブをひねる。


「またそれかよ?」


「この学校では一番甘いやつこれじゃん」


自他共に認める激甘党のあたしはミルクティー片手にアヤの話を聞く。


「でさ、話戻すけどよ」


「ん?」


「初めては痛くて当然だと思うんだよな。あとは美珠次第っていうか。ぶっちゃけどうなの。“護衛さん”に抱かれたいの?」



その質問に即答できずにいると、あたしはいつの間にか意識を失っていた。