病名:君中毒






『遊佐さんってさ、坂巻くんの事好きなの?』





その言葉に彼女は固まった。口をポカンと開けたまま。



「あ~、ええと・・・ゆ、遊佐さ~ん?大丈夫ですかー?」


「・・・・えっ?!なななななにっ?!なんて言ったの!?」


「だから、遊佐さんは、坂巻の事好k「あああああのっ!!違うから!ぜぜぜ絶対!」


わーお。すごく困惑してる。本当に面白いなこの子。


「え~?・・・じゃあさ、何で朝見てたの?」


すると彼女はわざとらしく顔を背けた。


「な、なんのことっ!?」

それに若干声も裏返ってるし。

「遊佐さん、私と目、あったよね?」


「いや、そ、それはさぁ・・・そ、その・・・あの・・・ととととにかく、もうすぐ授業だからっ・・・!じゃ、じゃあねっ!」


それから遊佐さんは、脱兎の如く逃げていった。



「・・・・あ、そういや次移動教室・・・。うわっ、やっば!」



それから私も自分の荷物をとり、もう誰もいなくなった廊下をかけていった。