病名:君中毒






そして次の日の朝、私は案の定「マダくん、おはよう。」と、声をかけた。



「そ、そのあだ名・・・や、やめろよ・・・。」


その弱々しい声と顔を見たとたん、私は感じた。「いい鴨(弄られ役)がきた」と。
そして私はニヤリと意地悪く笑った。

「えー?いいじゃん。可愛らしくてさ。・・・・くっ・・・くくっ・・・」


「わ、笑ってんじゃねーか!!もー!やめろ!」


「くくっ・・・おっと、失礼。あまりにも面白いモノ(鴨)だからさ。」


「うるさい!!笑うな、このアホーっ!」


「いった!ちょ、殴んなって。ふはっ・・・」


「いつまでも笑ってんじゃねーよ!ばーか!」



そう言って廊下をかけていった。その瞬間、私は決心した。私は一生いじり続けると。そして私は一人口角を上げながら呟いた。


「ガキかっての・・・。まぁ、面白いからイイか。・・・あ、授業始まる。・・・。あいつ・・・何処いったんだ・・・?」




そしてチャイムがなり、席についていると少し不機嫌そうな顔をしたアイツが教室へ入ってきた。そして「ふふっ」とちょっと笑ってみせると、「笑うな・・!」と小声で呟いた。そこで、ふと視線を感じ取った。そしてその視線の感じた方に振り返ると、一人の少女がこちらを見ているのがわかった。そして目があったとたんにフイっとソッポを向いた。




「・・・?・・・・・・あ・・・・。」






私はその子に絶対に話しかけようと、「二人目のかも(弄られ役)がきた」と、
そんな思いを抱きながら。