「河原さんは仕事があるんでしょ。私が恭を手伝いますから」


百合がぴしゃりと言った。


「そのことなんだけど、大輔を入れた四人でローテーションを組みながらやってくれる? きっと気にするなって言っても、大輔が一番責任を感じちゃっているだろうから。ヤス君ももうすぐ戻ってくるだろうから、結局は五人で、ってことになると思うけれど」


静は大輔を見てウィンクをした。

彼女らしい心遣いと思いやりを大輔は有難く感じていた。