(恭はまた、ここに手伝いに来ているかもしれない)
百合はメテオの前で、看板を見上げ、一つ溜め息を吐いた。
携帯電話にメールを送ったけれど、恭司からの返事はまだ届かない。
きっとメールが入っていることに気付いていないのだと思った。
静は苦手だけれど、恭司が手伝っているのならば、と百合はドアに手を伸ばす。
恭司の姿が見えなかったら、すぐに帰ろう。
そう思いながら、百合は店内を見渡した。
いつもよりもかなり客が多く、立ち上がっている人も多くて、恭司が居るのかが、すぐには判断がつかない。
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